大野、樋坂らが提唱するCR-IR法に基づいて、CYPの関与する薬物相互作用をAUCの変化率として定量化します。
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利用法
AUC変化率の推定を行いたい薬剤を、以下のリストから 2 種類以上お選びください。
選択後、「計算開始」ボタンを押して解析を開始してください。
ご利用にあたっての注意事項です。御一読ください。
- 本サイトの薬物相互作用推定は、CYPの*1/*1遺伝子型(EM表現型)を前提としており、その他の表現型では大幅に精度が低下することがあります。
- 本サイトで行われる薬物相互作用推定は、重度の肝障害患者を対象としておりません。
- 阻害と誘導の作用は、それぞれ阻害剤と誘導剤の用量に依存します。
- 誘導作用が定常状態に達するには数日を要し、AUC比は誘導剤の反復投与後の平衡状態における推定値です。
- 一部の薬剤には活性代謝物が存在します(例:アミトリプチリン、ジアゼパム、ネルフィナビル、プロパフェノン、リスペリドン、トルテロジン、トラマドール)。この場合、調整用量は通常の計算式では推定困難です。
- 薬物相互作用には血漿タンパク質結合置換を伴うものがあります(フェニトイン+バルプロ酸、ワルファリンS+ブコローム)。この場合、報告されているAUC比は、遊離型AUCの比です。
- このページの薬物相互作用推定は、経口投与された薬剤のみ対象としています。
- 相互作用がCYPによってのみ引き起こされると仮定しており、有機アニオントランスポーター(OATP)やP糖タンパク質(Pgp)を介した薬物相互作用の影響は考慮していません。
- 2つ以上のCYPが関与する相互作用は考慮していません。
- 線形動態であること前提としていますが、これは例えばペルヘキシリン、フェニトイン、ボリコナゾールには当てはまりません。これらの場合、計算されたAUC比は近似値です。